建築工事測量【 座標塾 】図面と現場とTSの紐づけ



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・図面と座標の関連付けが理解できたら ⇒ 図面と現場とTSの紐づけ要点を理解する!

 
 
 ※【初級編】の前に理解しておく事
 
 
1. 先ずは入門編の原点&図面↑方向を現場と合致
 
2. 現場とTSとの紐づけは器械点と方向角の整合
 
3. 器械点設定 ⇒ 後視設定にて方向角0°が紐づく
 
4. 墨出し測量では常に図面↑方向 = TS 0°が鉄則
 


 
 
1. 先ずは入門編の原点&図面↑方向を現場と合致
 
現場ではどこ?
 
★ 先ずは二次元XY座標測定・器械点設定の前に理解しておく事から!
 
※ Z値測定は 【 26 三次元-Z値 土工事・見落し編 】にて解説予定!
 
施工基準図の元
 
★ 施工図の左下原点位置と方向は現場ではどこで・どの向き?
 
 
現場ではどこ?
 
★ とりあえず着工済みの現場で座標原点と縦横方向を合致させてみよう!
 
 
◆ 入門編・初級編 トライの方は写真のような  
 
  着工初期の現場で座標軸をイメージしてみよう!
 
 
▼ 整合確認のためには図面と現場の共通ネタ(境界点離れ量等)に注目!
 
   ※ 通常「着工時・最初に実施する測量」の一つとして
 
 建物配置基準となる点の有無・視通性・敷地との整合性を確認した後 
 
座標付けした境界点を基準(与点)として建物位置を設置していく 
 
★ 図面との紐づけは敷地境界等との関連寸法と整合している事が必須! 
 
※ 建物配置条件(境界線、既設構造物等との関連寸法)を事前に把握! 
 
・ 境界等との関連付けは入門編 ⇒【 02-4 建物配置基準の寸法も把握 】と 
 
              ⇒【 03-2 基準境界点の座標付け 】にて
 
・境界図と通り芯を紐づけるためには ⇒【 建物位置出しに挑戦 1-3 】にて
 
 
図面と現場が一致
 
【 入門編 】通り芯=座標軸と現場を合致・整合させたイメージは↑写真
 
▼ 図面(座標原点と縦横座標軸)と現場が重なったら次は TSとの紐づけ!
 


 
2. 現場とTSとの紐づけは器械点と方向角の整合
 
+縦横寸法で位置付け完了
 
★ 図面・現場・TS には共通の位置と方向があり、一致すれば 整合する!
 
▼ TSを据えたら先ず設定 ⇒ 位置は器械点設定・方向は後視設定にて実施
 
 
3. 器械点設定 ⇒ 後視設定にて方向角0°が紐づく
 
TSの器械点設定
 
● 先ずは 器械点設定にて図面と現場に据えたTS の位置を一致させる!
 
◆ TS の設置した縦横寸法(XY座標値)をTSの器械点設定にて XY入力
 
TSの方向角を平行直角へ
 
● 次に 後視設定にて 図面の縦↑方向とTS方向角 0°を一致させる!
 
※ 器械点設定だけではTS座標軸が回転してしまうので既知点視準で固定 
 
◆ 方向角 0°方向が不明でも既知点が視通できれば0°設定ができる!
 
▼ 最初のモヤモヤは 方向角で角度表示する事?
 
  既知点(後視点) 0°設定(セット)ではダメなの・・・
 
    ★ TSを据えたら先ず 後視点 (既知点)「 0°セット 通例」の人が多い!
 
    ※ 多角計算ソフト (公共測量、境界測量等) では後視点 0°セットが定番
 
    『 土木工事、用地測量、測量設計コンサルタント業務では 0°セット 』
 
    ★ 後視設定には方向角と任意角の表示設定があり 墨出し測量の際は方向角!
 
    ※ 境界復元や 建物と基礎杭芯の位置出し等では 後視点0°セットでもOK
 
    「使い分けは ピンポイントの位置出しか? 縦横線上の位置出しか?で判断」
 
   ▼ 何で見えない方向を 0°にするのか 意味が分からない?
 
    ※ 後視点 0°でも 座標計算はできるが 設定の勘違いで 間違える可能性あり
 
  ▼ 後視設定:TS 角度の表示選択例は【 ↓の写真にて 】 確認!
 
後視設定・角度表示選択例
 
( ↑図面クリックで拡大できます)
 
★ 後視設定を方向角にするとレンズの向き=方向角(写真赤枠参照)
 
◆「方向角とTS 表示角」の補足説明は・・こちらの動画 (1:49) 参照
 
 
4. 墨出し測量では 常に 図面↑方向 = TS 0°が鉄則
 
TSの後視設定
 
   ★ 墨出し測量では表示角度がXY軸・通り芯と平行直角の方が都合ヨシ!
 
   ⇒ 「通り芯と方向角の関係」については【 入門編 04-2 】 にて復習!
 
   ◆ 常にとはどの場所にTS を据えても 0°方向は X軸 +方向と平行状態
 
    ⇒ TSを設置したら器械点設定 ⇒ 後視設定・方向角表示設定が鉄則!
 
   ■ 後視点 0°でも上級者は作業できるが 角度設定の間違いに気付きにくい
 
    ⇒ 0°セットでは 器械点・後視設定でミスっても 角度の違和感に気付けない
 
   ★ 方向角セットなら 違和感はスグに 既設の墨を90°毎で 簡単に点検もできる
 
    ※ 着工時の 建物や基礎杭芯の位置出し等では 後視点0°セットでもOK
 
    「使い分けは ピンポイントの位置出しか? 縦横線上の位置出しか?で判断」
 
   ◆ TS メーカー、機種等により後視点の角度表示設定には違いあり!
 
   ( 0°セットのみしかないTSも多い、+方向角セットの選択肢あり等 色々あり)
 
★ ここまで理解できたらTS 操作(器械点設定・後視設定)で実感
 
  
 
 
▼▼ まだモヤモヤが解消できない方へ ▼▼
 
TSの角度を時計に例えると
 
◆ TSの0°(360°),90°180°270°を「前後左右と時計」に例えると↑写真
 
★ 図面・現場・TS には共通の位置と方向があり、一致すれば紐づく! 
 
0時に向けて置く
 
※ 通常(平面直角座標)は「方向角0°=北」で説明しますが、  
 
 建築工事測量では方位は無関係、混乱しますので時計にて説明
 
◆ 時計 0時=12時の文字盤を常には図面↑方向=X軸+方向と平行に向ける
 
● 方向角 0°設定 ⇒ TS 前後左右(0,3,6,9 時針)が通り芯と平行直角へ!
 
◆ X軸+方向と平行となる方向へTS 0°セットできれば  
 
  TS の角度目盛盤の 0°が固定され回転しなくなる!
 
★ 時計の文字盤は回転しません! TS の角度目盛盤も同様です
 
 ⇒ 回転(変化)するのは時針とTSの視準角度(レンズの向き)
 
 
★ TS が通り芯上でなくても 常に 90°毎の方向で 
 
   通り芯と平行直角な墨出しが出来るという事!
 
 
 
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