・入門・CAD編により座標付けした点の位置出しは TS杭打ち機能を活用する
座標塾では 墨出し等の
縦横線上の位置出しでは
X差Y差による 表示機能が
必須となるが 地縄張り・杭芯・境界復元等の
ピンポイント位置出しの場合
やはり 座標逆計算による
角度 (方向) と距離で 設置する方法が定番となる
※ 意外と知られていない【杭打ち・X差Y差の墨出し】は
こちらの動画 参照
座標アレルギーの建築工事では 曲線や多角形の施設位置出しに直面すると
座標ではなく CADで 施設点までの角度と距離を拾って 位置出しする人も
いるが 視通障害が発生した場合など その場で 次なる一手が 直に打てない

▲ 外構 (土木) 工事は 「逆算夾角と距離」が定番
・約40年前 測角と測距機能が一体となった
測距測角儀 (別名:光波) が進化
して 斜距離&鉛直角で計算しなくても 水平距離&高さが表示されるように
なり 測量設計から土木工事で 座標付けされた 道路中心線の測点や構造物
境界点等の位置出しが 逆トラバース計算を併用する事で 浸透し始めた
当初は 事前に 点の逆打ち計算書 (基準点からの角度と距離) を準備して
その計算書片手に 見間違いはないか チェックしながらの 位置出し・・・
逆計算は 関数電卓からポケコンそしてPC 更に電子野帳から
TS内蔵の
プログラムに移行し 位置出し誤差はTSにお任せ 瞬時に数値誘導が可能に
・ピンポイントの位置出し 座標があれば 基準点からその「夾角と距離」に
一致する場所を探って設置する「この方法は 唯一無二」今でも変わらない
ただし
器械・後視の使用基準点 組合せが変われば 測設位置はズレてくる
基準点の位置誤差に起因する事が多く 土木工事や用地測量では 許容範囲内
として許されても 建築工事では建物が歪んでくるので 精度はシビアになる
その差は
開放型土木と閉合型建築の構造物・接点数の違いで 納得できる
座標塾では
常に同じ基準点を使用する後方交会 ⇒ 杭打ち の手順を原則と
しているが それは建物連結範囲内で 構造物の歪みを発生させないための
原則であり 用地や基礎工事等 単独の許容範囲内であれば 基準点からでOK
境界点は ほぼ最寄りの基準点からの成果であるため その基準点を使用する
境界点や基準点を使用する逆打ちの注意点を 下記動画の手順で検証する

▲【 TS 杭打ち機能 】活用前に「逆算夾角と距離」との関連を把握しておく
■ 未だにCADで夾角等を拾ったり 逆打ち計算書で 位置出しをしている方へ