・常に同じ基準点の使用が理想ですが、足場、ネット等の視通障害等が原因で
補助基準点を設置して 二段階方式で墨出しせざるを得ない局面があります
この場合の補助基準点は直接視準できない後方交会・
既知点の代替え新点
(通常の補助基準点は逆打ち点が視通不可の際に 視通箇所へTSが移動する点)
※ 着工時 設置の施工基準点をBs その点から求めた後方交会の任意点をKKとする
・後視点Bs の任意点KKから放射観測した KK-1, KK-2等
(枝分れ1回目)が1次点
よって2次点はKK-1 から更に放射観測した KK-1-1, KK-1-2等(枝分れ2回目)
・枝分れは1回までに留め その点にTSを据えるのではなく後方交会・既知点の
一方として利用する
(他方の既知点は視準可であればBsか放射元のKKが理想)
(2m越えの型枠内での墨出しのため 後方交会の既知点として設置 ↑写真参照)
◆ 足場・防護ネット等を外周に設置される前に補助(継続)基準点を準備しておく
(着工から鉄骨建方直前まで と それ以降 の視通環境を想定して事前測量)
着工時の基準点が完全に視通不可になると 補助基準点は縦横配置の原則に従
い夾角90°に近づける選定が理想(縦 kk-1,横 kk-2 の1点づつ)