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1. 今でも誰も TSとは言わない「光波」とは?
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・直接距離測量において 光の発射・反射・電子解析の仕組みに
より距離を測る光波距離計が「光波」の始まり
・当初はその光波距離計を光学式セオドライトの望遠鏡や柱上
に搭載したり 整準台の上で着脱交換したりして 光を飛ばし
今と同様に反射プリズムまでの斜距離を計測すると同時に
その光学式鉛直角を計測して 水平距離と高低差を算出した
・昭和50年代に日本製も登場してきたが 搭載型等の光波距離計
が一般的に周知・使用されるには まだお手頃ではなっかた
・昭和50年代の中頃以降 光波距離計が 電子化された経緯儀の
セオドライトに組込まれ 測距・測角が1台で可能な一体型の
「電子式・測距測角儀」≒「光波測距儀」⇒「光波」に定着
※ 一体型初期は 任意点の鉛直角を正反視準して鉛直角のセッテ
ィングをしたり 測距毎に適切な光量の手動調節が必要だった
⇒ 現在でも 精度確保には「光の質とのマッチング」が重要!
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2. いつから トータルステーション(TS)?
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・昭和50年代の後半では 観測値を電子データとして出力・通信
するコネクタが「光波」に装備され 電子野帳等の機器を有線
(ケーブル) にて接続してデータ自動記録できる器械 TSが誕生
⇒ ここが「光波」から「TS」への変わり目(昭和60年前後)
※「光波」は「電子式・測距測角儀」で 観測機能だけの器械
「TS」は その観測データを出力できる機能を備えている器械
・本格的にトータルステーションと表記される様になったのは
データコレクターが普及し始めた 昭和〜平成にかけての頃か
⇒ 正式には「TS」でも 大体の人が「光波」と言っている
・約40年前の時点で 水平距離、高低差、逆打ち距離等の換算も
キー操作で簡単に表示確認でき、REM測定、対辺測定などの
特殊計算もできる程 TS はすでに進化を遂げていた・・・
その後 TS本体にメモリー機能が内蔵されたり カードスロット
の付属により 対回観測・測設・縦横断測量・面積計算・交点
計算等の色々な測量プログラムもカードを介して活用可能に
★ 現在では 各種測量アプリケーションが標準搭載されていても
残念ながらTSは「光波」の [測距] 機能しか活用されていない
⇒ 建築工事では「TS」・・・何それ? あぁ「光波」・・・
「光波は水平距離と矩だけで充分」と思っている人 が多い
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3. トータルステーション システムとは?
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・観測データを TS に外付けしたデータコレクターで記録して
各種精度を確認したり コンピューターに転送して 測量計算の
プログラムにて各種データ計算書、帳票、図面等を作成する
(現在では TS 内部メモリー, USB, Bluetooth等で保存・転送)
次に それらをプリンターや自動製図機 (プロッタ) 等にて出力
して 成果図書を完成させる・・・(現在ではPDF出力も含む)
・TS の登場により 観測から成果作成までの一連作業における
データの扱いを 全てオンラインで行い 記帳・転記・入力等の
ミスを防止すると共に 効率よく連続作業を施す仕組みが確率
この様な仕組みを「トータルステーション システム」と言う
・建築工事測量でも出来形測量から成果作成までを効率化できる
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4. 現在の TS 進化を把握 して 機能を活用しよう
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・「トータルステーション」と言う単語(名称) を知っている人も
そうでない人も 大体「光波」と言っている
(実は 私も会話では「光波」と言っている・・・)
・表現は「光波」で定着しているので 特に問題はないかと・・
そんな事よりも 約40年前と現在のTSとの違いを把握して
目線を変える(すでに水平距離を測るだけの器械ではない)
・観測精度の向上と搭載された測量アプリケーションの計算処理
能力や手軽さ(操作性)等により 応用測量が容易になった事
そして通信システムの選択肢が増えた事による効率化にも注目
⇒ そんなTSの進化をフル活用するために 当サイトがお手伝い
・TS に関しては【 TSのススメ 】から
・座標に関しては 入門編【 数学系と測量系座標? 】から
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