重機・車両・資材等の視通障害が無く、振動・騒音・ホコリも無い着工時
建物位置出しのタイミングが施工基準点を設置する測量にとっても最適!
そもそも境界点等から配置寸法と基線方向を現場に導き出す測量が施工基準
の原点にもなるので 並行して施工基準点(後方交会の既知点)の設置が原則
※ 建物位置出し・境界点からの展開は
【 チャレンジ・着工から 】にて
● 反射シートの貼付けを前提とした施工基準点の選定・設置要領です
従ってTSの据付は考慮せず、視通良好・変位なしの条件を満たす場所が最適
・視通良好な場所は車両、資材等を超える高さが必用で FL+3m以上が理想
・変位なしの場所は恒久的構造物が理想ですが 仮設材等の期間限定でも可
(鉄鋼,壁,Co構造物等で 貼付けは事前に権利・管理者の承諾を得る事が前提)
※ 反射シート活用については
【 反射シート・おススメする理由 】参照
※ 但し、活用には注意点あり
【 反射シートの弱点 1 】参照
● 後方交会で 常に安定した精度を生むための 既知点 (Bs) 選定原則
1. 先ず建物形状と寸法から測量範囲を想定する(外構工事部は除く)
2. その測量範囲を位置出し半径50mのエリアで仮区分する(通常1つか2つ)
3. 1区分内で夾角が出来るだけ90°に近づけるような基準点配置と数を検討
・原則は
縦と横方向にバランス良く1点づつ配置する事
・基準点配置は建物中心より70m以内が理想(一応目安は100m程度まで)
(シート面積、1素子プリズム等で 距離の制限は変更可能! 天敵は陽炎)
・建物が長方形:例えは縦140m×横60mの場合、 縦2点、横1点(兼用)
の基準点を配置する( 2エリアの例として 図説3 参照 )


▲ 【 図説 1・2 】画像クリックで拡大できます!

▲ 【 図説 3 】画像クリックで拡大できます!
※ 夾角の実情は貼付け反射シートなら入射角を考慮して90±30°=60〜120°
(入射角対策等
【 反射シートの弱点 】に留意して選定位置を検討する)
◆ Bs1のX値は縦、Bs2,3のY値は横の
距離基準として 配置する事も理解しておく
横線 X値墨出しではBs1の垂線長X差、縦線 Y値墨出しではBs2,3のY差が重要
既知点は
通り芯・離れ量 (X差Y差) の不動点であり 迷ったらその垂線長で修正
その X差Y差の不動点は 縦と横方向に バランス良く1エリア1点づつ配置する
後方交会では
「縦横の垂線長=測距値」に近づく 夾角90°が理想 ではあるが
あくまで理想であり 工事進捗で視通障害や出入規制で
「次の一手」も要する
実務では
「測距誤差あるある」と
測角精度の維持に 都度備える事が肝心!
・「縦横の垂線長に頼る」の原則に基づく 既知点観測の組合せ例として
図説3 の範囲1のみの後方交会では Bs1とBs2の測距測角 ⇒ Bs3 or
松竹梅点検
同様に 範囲2のみの後方交会では Bs1とBs3の測距測角 ⇒ Bs2 or
松竹梅点検
※ 既知点の変位や陽炎等がない限り 点検誤差が±3mm以上になる事は 超稀
⇒ 再測でも誤差が±3mm以上になる場合 器械校正・既知点変位等の点検も
※ 夾角90°が理想は
【 後方交会・任意点の選定要領 】とリンク
◆
縦横の基本配置は不動ですが、敷地境界内外での状況・立入等の条件下では
都合よくシート貼付け可能な構造物等も少なく 理想の中心ラインと入射角に
固執し過ぎると選定ができなくなる事態に・・・
※ 状況次第では 変位の心配がない地上に設置を切換える(縦横分配は鉄則)
▲ 工事初期段階では既設Co構造物等の天端でも容易に視準は確保できる
(着工時、縦横以外にスーパーサブ or 点検用+保険として追加しておくもヨシ)
※ 工事進捗に伴い 土間Co等に設置した後方交会 任意点を期間限定の既知点と
して活用する (着工時の基準点と施工関連の墨や後方交会 任意点を絡める)