建築工事測量【 座標塾 】 ★ 座標・活用術 CAD編



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◆チュートリアル sfc,jww,dwg読込 ・ 準 備 中 ・ 準 備 中 ★Sima⇒エクセル ■一覧⇒エクセル
 

 ■ 読取り座標値のSIMA作成とSIMA+CSVファイルの読込・書出による活用方法

 
 
 13 SIMAデータの活用方法
 
 
1. 読取ミス発見のため アナログ計算による点検を!
 
2. 座標値の数値修正・印刷等の管理は測点一覧表で
 
3. 読取り座標値の整合点検が OKなら SIMA作成へ
 
4. SIMAの TS・送受信(書出・読込)+ .csv 活用
 


1. 読取ミス発見のため アナログ計算による点検を!
 
読取登録点は一覧表で管理できる
 
( ↑図面クリックで拡大できます)
 
  ・読取ミスを発見するため 「読取値と寸法による計算値との点検」を必ず行う
 
   ⇒ 読取り座標値が「アナログ=電卓で計算した値と一致しているか」と言う事
 
   ⇒ 通り芯座標値に寸法値を累積していき 各読取り座標値との一致を確認
 
  ※ 読取点を挟む どちらの通り芯からでも 計算座標値が整合する事を点検する
 
   (設備施設などスパン内に複数点・内寸法が配置された場合など要注意!)
 
  ★ 必ず読取座標値は 測点一覧表を印刷 して 漏れなく「電卓計算点検」を行う
 
 
※ 読取った座標値を点検する理由(読取ミスのあるある)
 
 ・変更があっても図柄はそのままで 寸法数値のみの変更図面あり
 
 (施工直前の寸法変更時は注意!紙・施工図の頃は頻繁でした)
 
  ⇒ 杭伏図等のCADでも 超稀に図柄無修正があるので 要注意!
 
 ・図面の拡大不充分で違う場所をクリックした場合の読取りミス
 
 ・ハンチング線などにより読取りたい点が拾えない場合があり
 
 ・変換等によりプロット(中心)の位置がズレている場合があり
 
  ⇒ 変換,Version違い等のCAD読込で 属性が変化する事もある
 
◆ この座標付けの時点で間違えると作業に関係なく必ず間違える!
 
 ・必ず通り芯間における座標値と寸法値との内訳・整合性を確認
 
★ よく変更がある場合、施工側と設計側の承認日付一致を確認する
  
 
2. 座標値の数値修正・印刷等の管理は測点一覧表で
 
測量系座標の方向角
 
   ・読取り座標値の「アナログ点検用」に 測点一覧表を印刷しよう
 
   ・登録した読取座標値の修正・削除等の取扱い管理は測点一覧表にて
 
   ・登録した測点は測量計算(面積、逆トラ、リスト印刷等)に利用できる
 
   ・とりあえず測点一覧表を印刷して現場ですぐ確認できるように携帯しよう
 
   ◆ 施工基準図に後方交会の既知点リスト等を貼付けて携帯すれば尚ヨシ!
 

 ■ 先ずは 測点一覧表を印刷し 読取座標値と寸法アナログ計算値を点検!

座標一覧表印刷・読取り座標点検
 
■【 DocuWorks 】にて日付とメモを
 
★ 座標一覧表は 胸ポケット携帯で活用
 
★ 座標データの取扱いは 原則 SIMAで
 
★ 座標点検だけ⇒紙の方が早い場合あり
 
※ 記憶に頼ると間違える可能性あり!
 


 ■ 図面で範囲指定 or 選択した登録点を 座標リストにして 貼付ける手順

施工基準図に座標リストを貼付ける
 
■ 作業拡大図に座標リストがあると便利
 
★ 施工基準図には基準点位置とリストを
 
※ 進捗に伴い 基準点リストは随時更新
 
 

 
3. 読取り座標値の整合点検が OKなら SIMA作成へ
 
 
 ◆ SIMAデータとは「測量データ・共通フォーマット」
 
【 Surveying Instrumentals Manufacturers' Assciation 】の略
 
(日本測量機器工業会の英読みからJを除いて頭文字を並べたもの)
 
日本の測量業界ではよく知られており、各測量アプリケーション・
 
測量計算CAD 相互でのデータ交換を目的とした共通構成ファイル
 
                 ※ウィキペディアより引用
 
SIMAデータはテキストファイルなのでメモ帳で中身を確認・編集
 
(修正)する事もできる( 拡張子は .sim )
 
★ HO_CADではSIMA作成だけでなく読込・書出での機能が魅力!
 
 
▼ アナログ点検(寸法値による座標計算)が OKならSIMAデータ作成へ
 
SIMA作成
 
( ↑図面クリックで拡大できます)
 
● 一覧表・測点群からSIMAデータとして作成したい測点をドラッグ選択
 
● 左上・ファイルから エクスポート ⇒ SIMAファイル保存で作成できる
 
   ※【 動画12 】後半の05:10 部分から手順説明!              
 
TS-USBにて
 
★ これでUSBを介してTSとの大量測点データの送受信が可能!
 
SDR8にて送受信
 
※ SIMA データの送受信にはオプション・プログラムのSDR8が必用
 
 
4. SIMAの TS・送受信(書出・読込)+ .csv 活用
 
フーチング杭芯の出来形
 
● 座標測定で取得した杭芯などの出来形(座標値)データをSIMA通信
 
※ 観測データの記録はプログラムSDR8にお任せ(誤記防止・時間短縮)
 
・TS 観測値の保存方法は 【 18 出来形データの保存活用 】※ 準備中
 

 ■ 実は 簡単に SIMAファイルをエクセルに変換できる!その手順は?

SIMAファイルをエクセルに直接変換
 
■TS 保存のSIMAを 直通でエクセルへ
 
※ 但し 図面との位置整合 確認は必須!
 
⇒ HO_CADにSIMAをインポートする
 
 
 


 
SIMA読込み
 
● 観測した座標値(SIMA) ⇒ USB (⇒ PC )⇒ HO_CAD pao にて読込
 
● 手順はファイルの インポート ⇒ SIMAファイル読込で観測点登録完了
 
★★★ 登録された観測点の位置はCAD 画面上にプロットされ確認できる
 
▼ 出来形成果表作成は HO_CAD にインポート(読込)した後に  
 

 ■ 測点一覧表から選択コピーして エクセルへ貼付け ⇒ 成果表、リスト

座標一覧表からエクセルへ
 
■ 出来形成果表は図面との整合確認の後
 
★ 必用に応じた点を選択して 貼付ける
 
★ 登録点が多い場合 選択クエリが便利
 
★ 座標リストは やはり胸ポケット携帯
 
※ 観測点・再測の必用性を早期発見!
 


 
▼ CSVにてエクセルへ貼付ける場合        
 
CSV書出し
 
● 読込・登録測点は CSVファイルとして書出しエクセルにて活用できる 
 
● 左上・ファイルのエクスポート ⇒ CSVファイル保存 ⇒ エクセルで開く
 
 
 ◆ CSV データとは「カンマで区切った値」のファイル
 
【 Comma Separated Value 】の略
 
文字や記号で構成されているテキストファイルであり、そのまま
 
クリックしてメモ帳で開くことができる( 拡張子は .csv )
 
メール、はがき作成ソフト等にて住所録データの転用に採用される
 
Excelで開くとデータは表形式で表示され、Excel ファイル形式で保
 
存すれば表計算機能により出来形成果作成等に活用する事ができる
 
 
 
CSV書出し
 
★ 出来形観測値と設計座標値との縦横差と偏芯量(辺長)を
 
   表計算機能により算出すれば成果一覧表は簡単に作成できる
 
 
 
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