建築工事測量【 座標塾 】・光波とTSの違いとは?



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X差Y差・TS動画 光波とTSの違い 理想夾角は90°? 結果良好の落し穴 逆打ち重要度判断 歪みの解消理由
 

  ■ トータルステーションの事を 多くの人が「光波」と呼ぶが・・・

 
 
 ・「光波」と TS の違いとは?
 
 
1. 今でも誰も TSとは言わない「光波」とは?
 
2. いつから トータルステーション(TS)?
 
3. トータルステーション システムとは?
 
4. 現在の TS 進化を把握 して 機能を活用しよう
 

 
  1. 今でも誰も TSとは言わない「光波」とは?
 
 
 ・直接距離測量において 光の発射・反射・電子解析の仕組みに
 
  より距離を測る光波距離計が「光波」の始まり
 
 ・当初はその光波距離計を光学式セオドライトの望遠鏡や柱上
 
  に搭載したり 整準台の上で着脱交換したりして 光を飛ばし
 
   今と同様に反射プリズムまでの斜距離を計測すると同時に
 
  その光学式鉛直角を計測して 水平距離と高低差を算出した
 
 ・昭和50年代に日本製も登場してきたが 搭載型等の光波距離計
 
  が一般的に周知・使用されるには まだお手頃ではなっかた
 
 ・昭和50年代の中頃以降 光波距離計が 電子化された経緯儀の
 
  セオドライトに組込まれ 測距・測角が1台で可能な一体型の
 
  「電子式・測距測角儀」≒「光波測距儀」⇒「光波」に定着
 
 ※ 一体型初期は 任意点の鉛直角を正反視準して鉛直角のセッテ
 
   ィングをしたり 測距毎に適切な光量の手動調節が必要だった
 
  ⇒ 現在でも 精度確保には「光の質とのマッチング」が重要!
  
 
  2. いつから トータルステーション(TS)?
 
 
 ・昭和50年代の後半では 観測値を電子データとして出力・通信
 
  するコネクタが「光波」に装備され 電子野帳等の機器を有線
 
  (ケーブル) にて接続してデータ自動記録できる器械 TSが誕生
 
  ⇒ ここが「光波」から「TS」への変わり目(昭和60年前後)
 
 ※「光波」は「電子式・測距測角儀」で 観測機能だけの器械
 
  「TS」は その観測データを出力できる機能を備えている器械
 
 ・本格的にトータルステーションと表記される様になったのは
 
  データコレクターが普及し始めた 昭和〜平成にかけての頃か
 
  ⇒ 正式には「TS」でも 大体の人が「光波」と言っている
 
 ・約40年前の時点で 水平距離、高低差、逆打ち距離等の換算も
 
   キー操作で簡単に表示確認でき、REM測定、対辺測定などの
 
   特殊計算もできる程 TS はすでに進化を遂げていた・・・
 
   その後 TS本体にメモリー機能が内蔵されたり カードスロット
 
   の付属により 対回観測・測設・縦横断測量・面積計算・交点
 
   計算等の色々な測量プログラムもカードを介して活用可能に
 
 ★ 現在では 各種測量アプリケーションが標準搭載されていても
 
   残念ながらTSは「光波」の [測距] 機能しか活用されていない
 
   ⇒ 建築工事では「TS」・・・何それ? あぁ「光波」・・・
 
   「光波は水平距離と矩だけで充分」と思っている人 が多い
  
  3. トータルステーション システムとは?
 
 
 ・観測データを TS に外付けしたデータコレクターで記録して
 
  各種精度を確認したり コンピューターに転送して 測量計算の
 
  プログラムにて各種データ計算書、帳票、図面等を作成する
 
  (現在では TS 内部メモリー, USB, Bluetooth等で保存・転送)
 
  次に それらをプリンターや自動製図機 (プロッタ) 等にて出力
 
  して 成果図書を完成させる・・・(現在ではPDF出力も含む)
 
 ・TS の登場により 観測から成果作成までの一連作業における
 
  データの扱いを 全てオンラインで行い 記帳・転記・入力等の
 
  ミスを防止すると共に 効率よく連続作業を施す仕組みが確率
 
  この様な仕組みを「トータルステーション システム」と言う
 
 ・建築工事測量でも出来形測量から成果作成までを効率化できる
  
 
4. 現在の TS 進化を把握 して 機能を活用しよう
 
 
 ・「トータルステーション」と言う単語(名称) を知っている人も
 
  そうでない人も 大体「光波」と言っている
 
  (実は 私も会話では「光波」と言っている・・・)
 
 ・表現は「光波」で定着しているので 特に問題はないかと・・
 
  そんな事よりも 約40年前と現在のTSとの違いを把握して
 
  目線を変える(すでに水平距離を測るだけの器械ではない)
 
 ・観測精度の向上と搭載された測量アプリケーションの計算処理
 
  能力や手軽さ(操作性)等により 応用測量が容易になった事
 
  そして通信システムの選択肢が増えた事による効率化にも注目
 
  ⇒ そんなTSの進化をフル活用するために 当サイトがお手伝い
 
   ・TS に関しては【 TSのススメ 】から
 
   ・座標に関しては 入門編【 数学系と測量系座標? 】から
 
   ・CADに関しては 税込 \11,000 の Ho_cad がおススメ!
  
 
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