. 15X差Y差-活用術!実務での座標測定・実践編!建築工事測量・ 座標塾

 建築工事測量【 座標塾 】★ X差Y差 活用術! 実践編



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  ■ 通り芯・X差Y差の座標測定・杭打ちによる墨出しにおける応用編とは?

 
 
 15 実務での X差Y差・活用術
 
 
 
 
 
 
 


近距離の墨出しはテープでもどす スリーブ位置も鉄筋に縦横線のマーキング マグネットで鉄板ごと移動 矢板打設でも重宝 矢板打設・直角方向でも重宝 縦墨は直角で出してはダメダメ 縦墨は垂線長で出す 鉛直面でもX差Y差の測設 隙間からX差Y差の測設


 
 
1. 足元の墨出しは 仮の平行線から テープバック
 
足元の墨出しはテープバック
 
  ・TS の足元に墨出しをする場合 高低差にもよるが 反射シートの入射角・許容内
 
   視準可能な距離に 仮平行線を設け 足元までの垂線長をテープにてシフトバック
 
  ・X差Y差のメリットは 視通障害や 墨の糸が張れない箇所 (状況) 等がある場合でも
 
   その都度 その場で 臨機応変に 放射観測にて 縦横平行シフト線が 設置できる事
 
  ※ X差Y差の手順は 【 06-2-3 目標点 座標登録 ⇒「X差Y差の表示機能」で測設 】参照
 
 
 ◆ 通り芯の 控(返)墨は 定番だが、施設構造物等の控墨も
 
   必ず 中心線のみ として 子墨関連の控墨は 出さない!
 
 
 
2. 鉄筋には縦横線、「鉄」にはマグネットが重宝する
 
スリーブ位置も鉄筋に縦横線のマーキング
 
  ・「X差Y差」は ピンポイント測設では出来ない 縦横の線上点を求める事ができる
 
    上記写真のように スリーブ中心位置にマーキングが出来なくても 鉄筋に 縦横の
 
    ニゲ墨 (印) を設置する事ができる むしろ 実際の施工では 中心点は不要であり
 
    十字線があった方が 施工サイドでは 控えを取る手間が省けて 重宝する
 
  ※ プラント工事等では TSの選定場所も限られ 「後方交会の既知点」を整えておく
 
    既知点設置は【 08-3 後方交会で理想夾角90°に近づける縦横点の配置 】も参照
 
    施設座標付けと点データ作成には【 12 座標値の読取りと測点登録 】を参照
 
   鉄筋には縦横線  マグネットで鉄板ごと移動
 
    ▲ (左) 先ずは鉄筋に縦横の印 ⇒ 鉄板溶接 ⇒ 鉄板に再度 縦横線 ⇒ 最終点検
 
      (右) 鉄板+反射シートでピンポイント溶接 ⇒ 鉄板に縦横線 ⇒ 最終点検
 
  ※【座標塾】では 反射シートは欠かせない・・・ 更にアングルとマグネットを
 
    上手に 駆使すれば 手ブレ無しで精度は向上し 人手も時間も省くことができる
 
    上記写真は「鉄板+マグネット+反射シート」の一体化で ミラーマンと鉄筋への
 
    縦横線は不要となり 職人さん一人で 位置出しと同時に作業が進められた事例
 
    次の 3. 矢板打設の基線測量でも「鉄」が絡むと マグネットが重宝する
 
       「X差Y差」と「反射シート+マグネット」を駆使して 手間を抜こう!
 
 
 
3. 矢板打設の直角折点と直角方向線 更に 接合位置も
 
  矢板打設の直角曲点と既設接点方向
 
( ↑画像クリック ⇒ 拡大:矢板打設の進捗 前後を確認!)
 
  ・矢板打設の基線上Dにセオドライトを据え 打設方向と倒れを誘導する基線測量
 
   設計寸法 (枚数) で想定されるBで 直角に曲げ Cの既設鉄板柵に接続させる工事
 
   残り3枚となったA地点の段階で 先にBC間の矢板を打設するため C接点 (縦墨)
 
   とBC方向線 (矢板基線ブレ防止のH鋼枠:下記写真参照) の設置位置を誘導する
 
   これ以降 D点にTSを設置し マグネット反射シートとX差Y差の測設を活用する
 
BC方向線・方向誘導H鋼設置位置
 
( ↑画像クリック ⇒ 拡大で 手順を確認!)
 
  ▼ 矢板打設の直角折点と既設鉄板柵への接合点の X差Y差の測設位置出し手順
 
 
 着目1:矢板の基線を X軸に設定する事 (方向角 0°設定)
 
 着目2:原点は何処でもOKだが 矢板直角折点のBを原点に設定する事
 
 着目3:アングル反射シート貼付けで 距離による鉛直面 縦墨も可能に
 
 着目4:X差Y差なら TS 据替え不要で 手待ちゼロの 施工が継続できる
 
 
  @ D点に設置したTSより 矢板基線方向を視準し 方向角 0° (+X軸) 設定を先に行う
 
    ただし 後視設定の原則は 視準表示角度 (レンズの向き) と方向角を一致させる
 
  A 基線上 (矢板打設済) A点マグネット反射シートまでの水平距離 ADを実測する
 
  ※ AB間は 矢板巾0.9m×3枚の2.7m、B座標はX差Y差計算不要となる (0,0) とする
 
    ⇒ BC方向線の X座標がゼロとなり 座標測定値がそのまま位置出し誘導距離へ
 
    A= (2.700 , 0) AD実測値15.925mとすると D = (2.700-15.925 , 0)=(-13.225 , 0)
 
    ⇒ D点の器械点座標に (-13.225 , 0) を入力すれば 座標測定 (測設)の準備完了!
 
  B 矢板打設位置は 矢板枚数と既設鉄板柵Cに 接合するよう 配置計画されているが
 
    B直角方向が既設柵と交わり BC間の現寸と整合するか C端部の座標測定で判断
 
  ※ 既設柵は倒れ等の要因もあるので 複数の接合部を測定する (高所はノンプリで)
 
  C C端部のX値がプラスであれば B地点の直角方向線と交わる余裕値が 確認できる
 
    BC間が 矢板巾0.9m×6枚で5.4m の場合 Y値-5.400からの±で 納まり具合が分る
 
  D 配置計画との整合性がOKであれば C点既設鉄板柵に BC方向線の縦墨を設置する
 
    この場合も 反射シートをマグネットで貼付け X差によりX値ゼロの位置を求める
 
  C接合部・反射シート貼付けによる縦墨設置の説明画像
 
( ↑画像クリック ⇒ 拡大で X差による縦墨設置手順を確認する)
 
  ※ 一応シフトマーキングの位置で再測し 縦墨設置後に 最終点検 (参照写真) する
 
  E 矢板打設の基線ブレ防止用 H鋼枠を BC方向線上 X値ゼロの基線位置に誘導する
 
  ※ X差Y差の測設は 【 06-2-3 目標点 座標登録 ⇒「X差Y差の表示機能」で測設 】参照
 
 
 
4. 鉛直面への縦墨は 直角でなく スパン (垂線長) にて
 
  ・上記アングル反射シートの鉛直面貼付けは 通り芯のスパン割の発想にも繋がる
 
   スパン割は「直角頼り」を多用すると 広い狭いが拡散し 通り芯は歪んでしまう
 
   やがて 複数の控杭や親墨の累積誤差と 視通障害等の要因で 収拾がつかなくなる
 
   しかし「距離頼り」のスパン割・縦墨が事前にあれば 歪みを点検し 矯正できる
 
   早速「直角頼り」を返上し 「目から鱗」の発想で「スパン割」の要領を学ぼう
 
   壁面や柱への 通り芯縦墨 (控点) には「距離に頼る X差Y差」と裏技を駆使する!
 
   縦墨は直角で出してはダメダメ  縦墨は垂線長で出す
 
   ▲ 鉛直面の縦墨スパン割は アングル反射シートをマグネットで貼付ける裏技
 
 
 「距離に頼る」とは 左右ではなく 前後差による位置出しを優先するという事
 
 角度が少々ズレていても 垂線長が会っていれば 通り芯 線上に乗るという考え方
 
 放射「X差Y差」でも 測距値≒垂線長となるTSの位置取りで「距離頼り」が成立
 
 
  ※「距離に頼る」関連記事【 09-2 既知点半径内 角度と距離の重要度判断 】も必読
 
    通り芯の控杭設置の方法で「直角頼り」と「距離頼り」の違い も参照
 
   「X差Y差の測設」は平面でも鉛直面でも 墨出し面が違うだけで 目標となるX か
 
    Yの どちらか一方の設定座標値との差で 求める方法は同じ (↑3.説明画像参照)
 
  ・スラブ打設後の床であれば 墨出し線上や後方交会で 器械点・後視設定は容易く
 
   測距値≒X or Y差となる TSの位置取りは 視通障害も少なく 意外と簡単にできる
 
   しかし 建物の外周となると 足場等の視通障害も多く TS設置可能な場所は 逆に
 
   少ない そして 器械点・後視設定のネタとなる 座標既知点の視通 (測定) も 難しい
 
 
 
5.「距離に頼る」TSの位置取りと1軸-原点2段階設定
 
  外壁の縦墨を距離に頼る位置出しで実践するテクニック
 
  ( ↑画像クリック ⇒ 拡大で 測距値が スパンに近づくTSの据付位置を学ぼう!)
 
  ▼ 視通困難でも スパン割は ・・・
 
  「距離に頼る」TSの位置取り要領テキスト
 
    ▲ 画像 2段階クリックの拡大で 「距離に頼る」TSの位置取り要領を学ぶ!
 
    ・ PDFは 「こちら」
 
 
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