1. 測量系座標は縦がX軸、横がY軸(数学系と逆)

★ 縦がX軸、横がY軸「一般常識の逆」とだけ丸覚えでOK!
★ 測量機器:TSの水平観測角度は時計回りの値で表示される!
▼ この測量系の存在と違いが分かれば、以下は流す程度でOK!
・【 02 通り芯と座標軸の合成 】へ スキップしてもヨシ!
※ ちなみに 全世界共通というわけではないようです・・・
★ 建築設計事務所の方は「X差Y差の杭打ち」活用して杭芯検査 時間短縮・精度Up
★ 必見! 近年、注目度アップの 「後方交会法」 についても事前に学んでおこう!
◆ 測量未経験者・初心者の方へ 「反射シート」の存在と活用利点を知ってますか ?
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2. 数学系は点の変化を、測量系は点の位置を表現!

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● 土木工事、用地は南北-X軸、東西-Y軸とする座標系が基本!
● 土地境界・面積の登記は一般常識と違う測量系座標による。
● 公共測量は GNSSによる世界測地系の平面直角座標が基本!
● 平面直角座標系は境界点の成果で目にするので一応周知!
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3. 建築関係の人でも測量系を知らない人は多い!

● 一般常識では 横X、縦Yです! 汎用 CAD でも同様ですが・・・
▼ CADで図面を作成する頃からか?・・・ 出現し始めたダメ符号!
※ 設計ソフトの通り芯符号設定が横X○、縦Y○になっているから?
▼ X方向,Y方向と言われても分からない人もいる。(現場では不向き)
▼ 「X通り、Y通り」が常識の人は 概ね「測量系の存在」を知らない
仮に知っていても 設計も施工側も 座標測量の発想が無いから無視
その結果 建築工事に座標を活用しようとする場合には迷惑な符号に
▼ とりあえず 建築設計の方にも「測量系座標のX差Y差による墨出し解説動画」
を観て頂きたい・・・ D通りが Y-4になるとややこしくなる

詳しくは・・・【 06-2 X差Y差の墨出し 】にて解説
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◆ 建築工事に座標測量が根付かない事を助長する 無知な符号!
※ この符号が当たり前である限り 座標測量は建築工事では不毛
(このダメ符号が定着している限り 建築工事に座標測量は浸透しない)
★ 座標を建築工事測量で活用するために
先ずは この ダメ符号を撲滅 させる必用あり↓
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4. 測量以外でも迷惑な X,Y符号の 撲滅 にご協力を

・鉄筋・意匠・設備等の詳細図は 縦横寸法により 建物方向とは異なる
90°回転配置もあり 横X 縦Yの思い込みが強いと XYが薄れて間違える
・構造計算上での XY方向は 施工図しかみない職人さんには 関係ない
★ できる建築設計者 は「X,Yの符号」を使用しない!
従来の符号にて 少しでも勘違いの可能性を減らす
※ わざわざ誤解が生じる X,Yを付けなくても 従来からの符号
「数字+いろは表記、数字+アルファベットABC表記」でヨシ!
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● C方向=C通り、123方向=横方向と迷う事のない符号が断然良し!
● 0(ゼロ)通りが あると尚良し!(通り芯の数が多い方を数字へ)
※ EFGH「I J」 は飛ばして KLMN・・・勘違いを生む符号はいらない
(出身高校では L組までありましたが I組とJ組は無く 理由も皆 納得)
★ B2 (2B) ,D5・・「二言」で通り芯交点 (柱位置) は表現できる!
「設計ソフトの符号設定がそうだから」と言訳をせず
現場での不具合、勘違いを減らす従来符号に戻そう!
★ 「X通り,Y通り 撲滅」にご協力を!
※「この符号が常識」である限り 座標測量は建築工事に浸透しない・・・
逆に 「 X,Y通りが減少すれば」「その理由」から座標測量が浸透し始める
◆ 建築関係者は「数学系 X,Y符号 常識論」を見直す
◆ 現場サイドは「測量以外の不具合 事例」も伝える
⇒ 身近な「建築設計事務所・学校先生 or ソフト関係者」へ 拡散だぁ
★ 実は 『 ベテラン & デキる 建築設計マン 』は
「測量系座標」に関係なく 少しでも
勘違いを生む可能性がある「X,Yの符号」・・
「不具合」を承知 しているから 使わない!
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⇒ 「撲滅から浸透」の輪を広げよう!
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次の入門編は・・・【 02 通り芯と座標軸の合成 】
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